2009年3月29日日曜日

3月29日 カモミールのベンチ

ガーデン近くの民家の基礎などに使われていた古い切石を活用したカモミールのベンチ。このベンチよく見るとちょっと不思議,座るところが草です。これ座れるの? ぜひ座って下さい。良い香りがします。写真(上):切り石を据えているところ(作業は和久井さんの息子・整さんが、神奈川から応援に来てくれた)写真(下):カモミールのベンチ完成。両側は小諸すみれのサイドベンチになる予定。(K)

2009年3月28日土曜日

3月28日 草花植え込み地の下ごしらえ

宿根草類の植え込みをする前に下ごしらえが大切です。写真は,カキガラ石灰と乾燥牛フンを撒き、鋤きこみ、天地返しの作業の様子です。寒い中,頑張ってくれたボランティアの皆さんに感謝します。(W)

3月28日 芝生広場を造る(1)

子供広場にコウライ芝を張りました。写真(上):「コンタクトレンズを落としちゃった!」違うんですね。ボランティアの皆さんにお願いしてローラーの代わりに人力填圧(麦ふみみたいですが)をしている作業の様子。写真(下):芝生が落ち着いたら,乾燥防止のために表面に砂を覆土します(目土と言います)。これで春には芝生が元気に芽を出します。

3月28日 池を造る(3)


防水シートが敷き終わりました。表面を粘土で覆って自然感を演出。

2009年3月27日金曜日

3月27日 ウエルカムガーデンを造る(5)

ウエルカムガーデンの花井戸と停車場ガーデンのサインボードを支える二本の柱が建ちました。柱は古電柱を活用しています。ここにアイアン製アーチ,サインボード,そして風車・照明灯を取付けます。柱の高さはあとで調整しましょう。

2009年3月26日木曜日

3月26日 池を造る(2)

ロックガーデン・築山の下には細流と池をつくりました。池の水が漏れない様に地面を十分固めた後,池底に防水シートを敷きました。全体に敷いた後は,今度は粘土や小石をのせます。 

2009年3月23日月曜日

3月23日 ガーデンテラスの植栽

ガーデンテラスの植栽桝に古レンガの縁を入れる事にしました。どちらかといえば単調でカタサの目立つ鉄平テラスにやわらかみとアクセントを与え他のレンガワークとの連続性も出来たと思います。(W)

3月23日 温室用展示棚完成



左から,温室の西側入り口より入って直ぐ左手前に置く棚です材質は全てホワイトウッド。天板のみ杉です。(写真・上)ひな壇式棚の二基目の製作中です。人が乗ることもあるので 根太を掘り込み頑丈にしました。後は天板を張れば出来上がりです。(写真・中)長年使いこんだ道具類です。左から万力:和室の長押の取り付けに使うもので 古くは全て木で作り楔を使って締め付けたものです。差し金:建築には無くてはならないのも,近頃はセンチが使われていますが尺 寸 分 厘 といったものです。差しカネの表目は平寸法 裏目は丸目とカネ寸法が刻まれています。ハタ:板などを張る時 板と板を互いに突きつけ接ぐ時(此れをハグと言います)この器具で突合せの隙間をなくします。
鉋:カンナ この鉋は親父の時代の作でかんな台は白樫 長年の使い込みで磨耗に耐えるよう黒檀を私が埋けてあります。
面取り鉋:木材の角を面といい、角を削って手当たりを良くすると同時に角の損傷を防ぐ大切な行程です。
家具などは細くとるのは糸面 柱や敷居などのばあいは大きく取ります  
鋸:ノコギリ 大工仲間では単にノコといいます。
此れは八寸両刃といい 信州諏訪の産です。古来より諏訪は良いノコを産することで知られ,近郷近在の大工工事をしている現場を売り歩いていました。この2丁のノコも30年前行商人から求めた物です。
柄には滑り止めと手当たりが良いように竹を巻いてあります。
玄能ゲンノウ: 一般には金槌  金属の槌 当てる部分が木なら 木槌 両手でで使うのはカケヤ。
右端は け引き:爪を出して一定幅に毛びくことにより同幅寸法の表示ができる。
薄い板なら此れで割ることが出来るスグレモノ。磨耗を防ぎ狂いが出ない紫檀で作られています。
ノミ:道具の中で大工がもっとも重要視する刃物道具は 鉋 鋸 そしてノミです。柄は頑丈で衝撃に強い黒檀がもっともすぐれていて刃先は切れが鋭く永切れし、そして研ぐ時直ぐに刃つくことが求められるのです。セットになっていて 一分から 1寸五分までそろっています。
良い道具は一生ものであるから少々高くても長い目で見れば安いものそれが道具です。
このほか沢山の道具があり全てを積むためには2トントラックが満載になります。(N)

2009年3月22日日曜日

3月22日 ロックガーデンをつくる(4)

ロックガーデンの植え込みを始めました。まずはポイントとなる灌木から。写真は,ほふく性の針葉樹です。

3月22日 最後の仕事

ガーデンテラスの石張りをしてくれた鮎沢さん(石屋さん)。今日は最後の仕事・片付けでした。一人で1ヶ月余りご苦労様でした。感謝!!

2009年3月21日土曜日

3月21日 木を植える



ここのガーデンには,小諸に適した,季節を楽しむ事の出来る多くの木を植えました。夏になると白い花を付け,果実を楽しむ事の出来るヤマボウシ(写真・上)。ポイントとなる大切な場所には株立ちのエゴノキ(初夏に白い花を付けます)(写真・中)。隣接する建物を隠すためのソヨゴ(写真・下)。木を植える時には,個々の木の個性を見ながら,将来の成長する向きや姿に適した向きを考え植え付けます。植えた後は,風倒を防ぎ,早く根が定着するために「支柱」をたてます。

3月21日 土壌改良(2)

ガーデンハウス・テラス前のロックガーデンには、ハーブ類も入るので,土壌改良として牛フン堆肥+カキガラ石灰混入をしました。

2009年3月20日金曜日

3月20日 土壌改良(1)



植物を植え込む前の大切な仕事に土壌改良があります。今回は土壌改良用の牛フン堆肥を用いました。

2009年3月16日月曜日

3月16日 ウエルカムガーデンを造る(4)

ガーデンの名前が決まったのでウエルカムガーデンのモニュメントに加える事にしました。

2009年3月15日日曜日

3月15日 市民ガーデンの名前が決まりました


市民ガーデンの名前が「こもろ・停車場ガーデン」に決まりました。

2009年3月12日木曜日

3月12日 セニョールの仕事


ブラジル3世のセニョール松川さん。寒風に鼻水を垂らしながら一人黙々とレンガの目地詰めに励みます。国ではカーニバルの季節なのに! 和久井の拙いスペイン語を良く理解してくれます。(W)

3月12日 石のハート・ハートの石


石職人鮎沢さんが、ひそかに入れたハートマーク。彼曰く、「気分のいい現場では時々やるんだ」とか! どこにあるかはナイショです。(W)

2009年3月11日水曜日

3月11日 ウエルカムガーデンを造る(3)


ウエルカムガーデンの古井戸。だんだん積み上がって来ました。アンティークレンガを使用しています。(W)

2009年3月10日火曜日

3月10日 ウエルカムガーデンを造る(2)


市民ガーデンの入口,つまり小諸駅から来ると一番最初に皆さんを出迎えるのがここ「ウエルカムガーデン」。古い井戸をイメージしたレンガの半円柱(直径 1.8m 高さ90cm程度)を造ります。写真はレンガを積むための基礎工事です。右の足元に見えるレンガを使用します。少し黄色みを帯びた古いレンガです。(K)

3月10日 カツラを植え付ける


真ん中の緑地にカツラを植えました。ハート形の新葉がとてもきれいな木です。右手奥には,小諸駅舎・懐古園の連絡通路が見えます。連絡通路からは,懐古園と市民ガーデンが左右に見える事になります。(K)

3月10日 池を造る(1)


ガーデンの一番奥,築山ロックガーデンの下には,小さな池が出来ます。築山の裾野を流れる小川を模しています。想定した池の深さまで土を掘り,防水シートを張ります。再び砂利と土を入れます。(K)

2009年3月9日月曜日

3月8日 ロックガーデンをつくる(3)



このガーデンには,いくつかのロックガーデンがあります。最後の工事は,一番奥の築山ロックガーデン。平らなガーデンに築山が出来ると急に変化が現れま す。築山ロックガーデンには,沢山の植物を植え込みます。築山の上と下,南側と北側では微妙に環境が異なります。植物の生育も変わります。どのような風景 が生まれるのか楽しみです。
写真(上):ロックガーデンの下地の盛土(築山=つきやま)作業。写真(下):石を据えたところ。

2009年3月8日日曜日

ウエルカムガーデンを造る(1)


市民ガーデンの入口・ウエルカムガーデンのデザインがまだ決定していないのでスケッチしてみた。イメージは遺跡の井戸から草花が流れでる感じ。低いアイア ンアーチにはガーデンの名前を入れ,中心に井戸の滑車をぶら下げています。入口の花壇に少し構造的な立ち上がりを作る事によって,駅からのアイポイントガーデン全体の奥行き感を出そうと考えました。(K)

2009年3月7日土曜日

3月7日 キッチンガーデン


ガーデンハウスの横はキッチンガーデンになります。水はけ,陽当たり共申し分ありません。「ガーデンに野菜?」って思う人もいるかもしれませんが,園芸大 国の英国では,花壇の中に草花の苗と一緒に野菜が植えられています。皆さんご存知の「ハーブ」は野菜も含みます。花壇の元々の由来は「菜園」なんです。だ から花壇に「野菜」が一緒に無い事の方が不思議なんですね。

3月7日 堆肥置場をつくる(7)


堆肥置場(落葉貯め)が完成しました。落葉は秋まで出ませんので,しばらくはこうやって道具置場にも活用出来ます。あっれ,まだ全面の落とし板の柱が着いてませんね。

2009年3月5日木曜日

職人と職人


現場でのある日の一場面。ガーデンテラスは「佐久鉄平(石)」の乱張り。備前焼のように焼きしまった・窯変のある赤みの強い一枚の大きな鉄平を前に石職人 と庭職人が,色味の美しさ,その大きさ,さてどこに使うのか,石の加工の仕方などなど・・・・話し合っていた。材料を使う時にも美的感覚が大事。完成後 に利用者の大半はそんな事を知る事も,足元に広がる美しさに気づく人もいないかもしれない。それでも手を抜く事無く石を一枚いちまい愛でる様に調べ,大切 に使って仕上げていく。彼らからは,その仕事を評価する人間がいなくても,自分自身が納得できない仕事はしたくない,同業職人に見られた時に笑われたくな い,という姿勢が伝わって来る。まさにこれはプライド。優れた職人同士互いの仕事に対して決して口に出さないがきっちりと評価している。評価すると言うこ とは,他の職人が仕上げた仕事を大切にする,自分と他者が仕上げる箇所に気を配る,他者の作業の支障とならないように身の回りに気を配る,結果として現場 監督がいなくともいいものづくりとなる。今,私たちの周りからこんな優れた職人がどんどん消えていく。特に今の建築現場にはもういない。市民ガーデンに来 られたら是非,足下のテラスにも目を向けて下さい。良い仕事が見えますよ。(K)

職人さんと道具(3)



職人であれば誰もが持っている,水準器とゴム引き軍手。水準器はものの水平と垂直を測る道具,測る対象によって使いやすい長さのものを使用する。ゴム引き 軍手は滑らず,濡れにくく,丈夫で長持ち。ただし,職人さんによっては素手の感覚を大切にする人もいて,寒くても冷たくても手袋をしない人もいる。

2009年3月4日水曜日

マロニエがやって来た


ガーデンの真ん中には,芝生の広場があります。広場の真ん中には,アカバナトチ(西洋トチノキ=マロニエ)を植え付けました。春にはピンク色の花を咲かせ てくれます。夏には子どもたちに日陰を作ってくれます。秋にはきれいな黄葉を見せてくれます。冬には堂々とした枝振りを見せてくれます。

2009年3月3日火曜日

3月2日 ガーデンの初めてのお客さん


3月1日,ガーデンで石積み作業をしていた時に駅舎のすぐ上を2羽のタカが飛んでいた。今日は一羽がやってきて,隣のホテルの窓庇に止まってしばらく休ん でいった。これは,チョウゲンボウと言う名の小型のタカで,ハヤブサの仲間。大きさはドバトを少し大きくしたぐらい。駅前にタカがやって来る。こんな魅力 も小諸にはあるんだなと羨ましく思ったのだった。(K)【2009/03/02】

2009年3月2日月曜日

職人さんと道具(2)


設計者は,スケッチブックに鉛筆で絵を描いて考える。職人さん達は,地面に小石で絵を描いて考える。写真は,ロックガーデン石積み作業での一場面。【2009/03/01】

職人さんと道具(1)



ガーデンハウス・テラスの鉄平石乱張りを石張り職人・鮎沢さんがしています。大きな石を繊細に,かつ大胆に割って行く手際のいい作業に見とれてしまいま す。主な道具は,小さなハンマー「目切り」と持ち手の異常に短いハンマー「あて目切り」だけ。「目切り」(石の目を切る)の両端に付いている厚さと角度の 異なる刃を割りたい石の大きさに合せて使い分けます。「あて目切り」は,割りたい石の部位の裏側にあてておきます。つまり石を割る時は,石を2つの「目切 り」ではさむ形となります。「目切り」の刃には特殊な金属が埋め込まれていて,石を思い通りに割る事が出来る様に研がれています。しかし永年使用している 間に刃の形が変わってきます。そこで石の厚さや硬さに応じた「目切り」が出来上がります。写真(上):3種の「目切り」,大きな「目切り」は大きな石を大 きく割る時に使う,これが古くなれば「あて目切り」に代わる。小さな「目切り」が6本,それぞれ永年使い込まれて少しずつ大きさが変わっている。首の部分 が濡れているのは,金属が柄から抜け落ちないために使わない時は水を張ったバケツに漬けられているから(柄木が水を吸って膨張するため),首の短い「あて 目切り」(15cmくらい)(下):「目切り」と「石」の話しが始まれば止まらない。【2009/02/28】

ガーデンハウス企画会議


旅カフェでガーデンハウスで取り扱う商品の企画会議が行なわれていました。(K)【2009/03/02】

3月2日の市民ガーデン


手前のロックガーデンの自然石も配置されました。奥には堆肥置場に屋根が付いたのが判ります。【2009/03/02】

2009年3月1日日曜日

3月1日 ロックガーデンをつくる(2)




自然石をユニック車(小さなクレーン付きトラック)で運び,個々の石の個性を見ながらロックガーデンの仕上げを想像し,据えていきます。写真(上)石のも つ個性を見ます。大きく重い石なので慎重に作業が進みます。(中)石をしっかりと据付けます。(下)石を配置したら,植物を植え付けのためのポケットを石間に掘っておきます。【2009/03/01】

3月1日 木を見る


ガーデンの中央の緑地に植える「アカバナトチノキ(西洋トチノキ=マロニエ)」を近くのナーセリーに見に行く。高さ6.0mほどのしっかりしたものだった。植物は工業製品ではない,僕たちと同じ生きものである,同じ種類でもそれぞれに違った個性を持つ,だから植える場所や使い方・イメージに合せて一本ずつ選ぶ事が大切。【2009/03/01】

3月1日 堆肥置場をつくる(6)


堆肥置場の屋根が出来ました。木材はすべてキシラデコールで防腐塗装をしています。あとはレンガの前面に柱をつけて,落とし板を入れるだけです。あと少しで完成です。【2009/03/02】