2009年4月20日月曜日

百人テープカット

停車場ガーデンのテープカットは、中央の芝生広場をぐるりと囲んで参加者全員で行ないました。
称して「百人テープカット」。雲一つない青空の下、老いも若きも、赤ちゃんも市長さんも駅長さんも、市民も観光客も、参加者全員が青空の下、中央の芝生広場を囲む形で手をつなぐ格好となりました。(K)

ガーデンがオープンしました!



4月18日、晴れ渡った青い空の下、NPOこもろの杜の主催で、にぎやかにオープニングセレモニーが行われました。
市長はじめ、たくさんの来賓のみなさまにおいでいただき、おほめの言葉ならびに、これからがんばってほしいという激励のメッセージをいただきました。
本町のおかみさんたちによるコカリナ演奏のプレゼントもいただきました。
その後、中央の芝生ひろばに輪になってのテープカットを行いました。
最後に、ウェルカムガーデンに、市長と子供たちの手でリンゴの木が植えられました。

セレモニーに先立ち、こもろ花くらぶと、ガールスカウトのみなさんによる、花植えイベントが行われました。ガーデナーの和久井さん、河合さんは、優しい言葉で子どもたちにこのガーデンの魅力やつくった人の思いを伝えていました。

みんながにこにこと、「ほんとにすばらしいところができた」と言ってくださいました。
その後、ガーデンハウスの営業が始まりましたが、テレビや新聞を見て来た方に、懐古園の桜まつりから流れたお客様も加え、カフェも園芸販売も大盛況で、スタッフ一同めの回るような忙しさでした。なれないこともあり、お食事をお待たせするなどの至らない点も多く、さまざまな反省点が見えてきました。
売り上げとしては大変好調な滑り出しとなりました。
多くのお客様から、「ゆったり庭を楽しめるすごくステキな空間」「小諸にこんなすばらしいところができたのね!」と喜んでいただき、「こんどは友達をつれてくるわ!」と声をかえていただきました。また、園芸好きの方がたくさんいらして、たくさん山野草等の花の苗をかってください、スタッフと植物談義に花を咲かせていました。
スタッフとNPO担当役員一同、専門家や職人さんもみんな、だれもが次に友達や家族を連れて来てくなるような、とっても気持ちのいい、人との出会いの生まれる空間づくりを目指して、準備を積み上げてきました。苦労もトラブルもたくさんありましたが、この日のお客様の反応を見て、やってよかった、この仕事にかかわれてよかったと、誰もが共有の思いを感じることができました。
もちろん、オープンしてからが勝負であるのはわかっていますが、いつも夢と理想に向かって心をひとつにして、がんばっていきたいと思います。
オープンで、建築および庭づくりにかかわった専門家のみなさんは一区切りになりますが、ガーデナーの和久井さんは今後も引き続きヘッドガーデナーとして、ボランティアの「こもろ花くらぶ」による庭づくり作業の指導をおねがいいたします。
これから、ますますステキな庭に育っていくと思います。みなさん、見守ってくださいね。(O)

こもろ花くらぶ

開園まで植え込みなどの準備にたずさわって頂きました「こもろ花くらぶ」の皆さんです。今日の式典に参加記念スナップです。これからも宜しくお願いします。

2009年4月19日日曜日

変わった植物がやって来た


変わった植物がやって来た。写真奥左:亀甲竜(径20cm)NPO法人日本多肉植物の会理事長・石井楯夫氏(春日部)より寄贈頂きました。 
写真奥右:メキシコ蘇鉄巨大株、日本多肉植物の会北東北支部長・赤石幸三氏より寄贈頂きました。
この2種は、栽培展示品として多肉植物の啓蒙・宣伝に活用します。(N)

キッチンガーデン

停車場ガーデンの中では一番地味なキッチンガーデン。でも、切り枝で作ったフレーム、ストロベリーポット、日時計、リンゴのトレリス、色違いの野菜の植え込みなど、仕掛けがいっぱいあります。ここは庭園(ガーデン)の始まりの「菜園=キッチンガーデン」です。停車場ガーデンで大切な場所の一つです。(K)

2009年4月18日土曜日

サインゲート



停車場ガーデンのサインゲートは、国際ソロプチミスト小諸の皆さんより「国際ソロプチミスト小諸・認証20周年記念」として寄贈を頂きました。裏側には、真鍮製の記念プレートを入れました。停車場ガーデンのゲートとしてこれから沢山の人に愛されるものになったと思います。写真上:国際ソロプチミスト小諸の皆さんとサインゲート。(K)

新聞取材

オープニングイベントが終わった後、パラソルの日陰で一休み。信濃毎日新聞の小西記者より取材を受ける和久井と河合。今日がガーデンの始まり、これからも取材の継続をお願いしました。今年、入社したばかりの小西さんの楽しそうな笑顔が印象的でした。(K)

お花畑を作る





停車場ガーデンの一番奥になにも植栽がされていない場所があります。(ここは将来、懐古園への連絡通路の出入口が計画されています)ここを一面お花畑にしようと思います。オープニング式典の前にガールスカウトの皆さんの協力で草花の種を蒔きました。写真上より:1)全員で記念写真(左より、中村、和久井、ガールスカウトの皆さん、河合) 2)停車場ガーデンのガーデントーク(ガイドは和久井さん) 3)土に20種類以上の草花の種を混ぜます 4)一列に並んで種を蒔きます 5)みんなで蒔いた種からどんな花が咲くか楽しみです。
この場所に種播きが終わって初めて停車場ガーデンの始まりです。秋には花の収穫をしましょう。(K)

2009年4月17日金曜日

ガーデンの小物「アイアンフレーム」



これは、「香りのベンチ」の後ろにある「アイアンフレーム」(ロートアイアン製)です。ベンチに座った時にすっぽりと体を包んでくれる様な形です。これは、遊夢工房の上野純さん(鉄の造形家)からのプレゼントです。よく見ると、てっぺんのとんがりは植物の蕾・花、そしてフレームのつなぎの部分はツルのような柔らかな形をしています。僕たちはここにバラを這わせようと考えています。ベンチのカモミールとフレームのバラの香りが楽しみです。上野さん、ありがとうございました。

ガーデンの小物「オベリスク」

停車場ガーデンには、オリジナルの小物がいくつもあります。このとんがり「オベリスク」は、植物が絡まるためのフレームですが、普段は「添景」として庭の風景のポイントとなります。この色は、ガーデンライトカバー、プラントボックス、ネームプレートなどと同じカラーコーディネイトをしています。いわばこの庭のイメージカラーと言えます。

ガーデンの小物「植物ラベル(樹木用)」


こちらのラベルは、樹木用(中高木類、低灌木類)トールペインティングの中嶋さんとイラストレーターの高橋さん全部で50種類、すべて「和名・学名・科名」を手書きでお願いしました。これは大変な仕事です。出来上がったものを見るとほんとうによくて樹々に付けると、手書きの柔らかさがとても馴染んでいます。

パラソルを張る

ガーデンテラスにパラソルを張りました。布地の色はアイボリー。柱(木製ポール)の長さを20cm切りました。わずか20cmですがガーデンハウスの軒高とのバランス、座った時の落ち着き感がこれでずっと良くなりました。

オープン日前夜

オープニング日の前夜、まだまだやる事があります。学園祭の前日にも似た雰囲気があります。

2009年4月16日木曜日

ガーデンの小物「植物ラベル(宿根草用)」

植物ラベル(名札)を作りました。「和名・学名・科名」を書いています。ラミネート加工した後、裏側に脚を付けてそれぞれの植物の前に設置します。全部で約300種類・・・さて全部つけることが出来るかな?ちなみにこのラミネート製のラベルの耐候期間(耐用年数)は、約一年です。3年も5年も保たない所が売りです。一年後には、草花の生育に合せて作り替えます。(K)

テレビの生放送


信越放送のテレビ生中継が15日夕方、ガーデンハウスで行なわれました。スタッフやボランティア、ガーデナー和久井さんなどが出演。短い時間でざっと施設を紹介し、「いくさしるこ」と「園芸」を紹介し、最後は一同で「きてくださいね〜」と手を振りました。終了後の記念撮影です。真ん中にアナウンサーがいます。テレビの反響は大きくて、次の日にさっそくテレビを見たといって来てくれたお客さんがおり、画面に出ていたカタクリをまとめ買いしていました。(写真上) 恐るべしテレビ力!http://woopie.yaplog.jp/video/watch/e04c9ddb82ff265ad68bcda9e48b1433?kw=%E4%BF%A1%E5%B7%9E&vt=i&page=1
 
 16日朝は、信越放送のラジオ生レポートもありました。ガーデンハウスがスタジオ、マツダ・デミオカーが中継基地(?)となりました。左がインタビュアーのレポーターと右がこの計画のプロデューサーの荻原礼子。釈由美子似のレポーターは、「ここは小諸じゃないみたい!まるで南青山ですね!すごいステキ」と小諸にとってうれしいようなうれしくないような驚嘆の声をあげていました。(写真下)

2009年4月15日水曜日

ウエルカムガーデン・サインゲートが完成

本日、停車場ガーデンのモニュメントとも言えるゲートサインの取り付けが完了しました。これでウエルカムガーデンが完成です。このサインゲートは、「国際ソロプチミスト小諸」の皆さんより認証20周年記念の一環として寄贈頂きました。ありがとうございます。一同こころより感謝いたします。写真左がサインゲートを製作して頂いた遊夢工房の上野純さんです。ゲートの素材は、一本一本熱い鉄を叩いて造り出されたものです(=ロートアイアン)。古い駅舎の構造をモチーフにしています。右は、おなじみガーデナーの和久井さんです。(K)

2009年4月14日火曜日

庭いじりの道具

庭いじりには、良い道具が必要です。出来れば一生使いたくなるほど良いもの。でも良い道具は買うばかりではありません。必要に応じて作りましょう。写真はマルチング作業で使っていた道具、これは洗剤やサラダオイル(お酒もあるかな)などのプラスチック容器の底の部分を切ったもの。取っ手がついているので使いやすいです。作り方のコツは、取っ手を上にした時に下側を少し長くなる様に切っておきましょう。そしてとんがらない様に移植ゴテの先の様にすこし丸みを持たせます。(尖っていると少々危険、それに弱くなります)これがあれば植木鉢の細かな所に土を入れる事も簡単です。キャップを付けておけば後の水やりも簡単に出来ます。シャンプーの容器(だ円形のが使いやすい)も手ごろでいいです。自分の手の大きさにあったもので一個作っておけば重宝する事間違いなし!見た目が少々悪いのが欠点か?(K)

2009年4月13日月曜日

今日のお客さん

今日はガーデンに仙人がやって来た! 失礼、京都の庭師・祖牛さんのわくせいサンガのみなさんが松本の仕事を終え訪れてくれました。(W)

テラスのベンチを造る




ガーデンテラスにオリジナルベンチを造りました。(W)
写真(上):このような大人数の休憩に対応できそうです。(ボランティアのお嬢様たちと)
写真(2番目):一辺が2m.の大型ベンチ2基です。テラスのコーナーに設置。角にはテラコッタの角鉢を置きラベンダーを植える予定。大工の至くんが仕上げてくれました。
写真(3番目):エコ塗料のメープルを他のテーブルの色に合わせて使いました。
写真(下):これからテラスのベンチを作ります。まず脚からです。

2009年4月12日日曜日

樹木の剪定講習

マルチング作業中、近くのベニスモモの枝が混み合っていたので急遽、透かし剪定のレクチャーをしました。(W)

マルチングのメリット・デメリット

宿根草を植えた場所にバーク堆肥のマルチング作業(ボランティアのみなさん)を行ないました。
植栽直後は苗の根が周辺の土になじんでいないため,乾燥や雑草といった環境要因に弱い時期にあたります.そこで植栽後にバーク堆肥や稲ワラを苗のまわりに敷き詰めることを「マルチング」と言います。その効用は・・・1)雑草発生を抑制、2)土壌の乾燥や地表の高温化を抑制、3)雨滴による表層土の侵食と流亡を防止・・などです。しかし、必ずしもマルチングが良いかというと、こんなデメリットも最近あります。マルチングをすると(特に秋に)、昆虫がマルチングの間に入り込み越冬をします。彼らにとってこの上ない暖かな越冬場所です。もちろんその昆虫の中には、植物を食い荒らす種類(これを人間は害虫と呼んでいます)もいます。都内では、ケヤキの葉をたべる「ニレハムシ」がこれにあたります。雑草発生を抑制するためにマルチングをしたために逆にニレハムシの越冬率が高くなり食害が増えたのです。では薬剤散布はどうか? いやいやこれもけっしてデメリットも少なくありません。(むしろマイナス面が多いのです)やっぱり公園や庭の手入れは、必ず人の手が必要ということが判ります。英国では、植物が成長する為に大切なものを「太陽の光、天からの水、そして人の足音」と言います。この「足音」こそが植物が欲していることを知るために必要なことなんです。(K)

2009年4月10日金曜日

カフェの仮オープン

停車場ガーデンカフェの仮オープンです。どんなランチがでるのか楽しみですね。(W)

花売り場

テラスの花苗売り場の様子(W)

4月9日 ウエルカムガーデンを造る(7)

ウエルカムガーデンの花井戸、停車場ガーデンのサインボードの完成が待ちきれずに花植え。ここだけは
花期の長い一年草を使って華やかにしました。(W)

ヒマラヤの青いケシ

グリーンマーケットの松澤さんがメコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)をロックガーデンに提供してくださいました。(W)

メコノプシスをよく見ると葉っぱや茎には沢山の毛が生えています。この毛で霧に含まれる水をとらえます。ヒマラヤ地方の高山帯の環境に適した体を持っています。だから頭から水をかけられる事を嫌います。GWには花が見えると思います。(K)

今日のお客様

何やら昭和レトロなお父さんお母さんが見学に来てくれました。

緑の学校

4月10日、開園に先がけ「緑の学校」が開かれました。講師は中村勝廣さんです。

2009年4月9日木曜日

ハンギングバスケットを作る


ハンギングバスケットを作りました。ガーデン&ファニチャーズの長谷川さんがお手伝いにきてくれました。1ヶ月もすれば豪華なバスケットになるはずであります(白を基調にまとめてみました)。(W)

ガーデンライトを改造



ガーデンハウス前の照明の素材感がちょっと庭に似つかわしくないようでした。早速、ガーデンライトのカバーを作りました。写真上:ライトカバー(オリジナル)を製作中。写真中:ガーデンライトの元の姿。写真下:木製カバーをまとった照明。ハンギングバスケットとライトカバーのアレンジ、足元は千曲川の小石と草ものでまとめてみました。(W)

2009年4月7日火曜日

停車場ガーデン7つの顔/その7


太字七つ目の庭:ガーデンハウスの隣に小さな庭「キッチンガーデン」があります(写真上)。ここでは野菜を中心に、リンゴ類を育てています。ガーデン(庭園)の起こりは「菜園」、だから私たちは、ここのガーデンに「菜園」も作りました。ここでは見る・味わう楽しみがあります。キッチンガーデンのエッジ(縁)は、鉄道の枕木を使用しています。使い勝手の良い雨水貯留タンク(2箇所=写真下))用意しました。

「停車場ガーデン」は、それぞれの庭、それぞれの季節、年ごとに成長する、けっして完成しない庭です。どうぞ、それぞれの草木が見せてくれる四季の変化とこれからの成長をお楽しみください。(K)

停車場ガーデン7つの顔/その6

六つ目の庭:ここは「里の庭」です。シラカシの高垣、コブシ、ハナカイドウ、ツツジ類、シャクナゲ、ウツギ類、ガマズミの下草には、アメリカイワナンテン、ギボウシ類、キスゲ類、アジュガ(西洋十二単)、ツボサンゴ類、フウロウソウ類、プルモナリア類、ユリ、セキショウ、など数多くの宿根草類を楽しむ事が出来ます。この庭には、古く小諸駅で活躍してきたレンガ倉庫(明治時代築)を活用保存しています。その他、落葉等を堆肥化するコンポスター(落葉溜め)も用意しています。(K)